
[Verse 1] 真っ黒な点が 夜空を横切る 誰も見てない 誰も知らない 握りつぶせるほど 小さなその影が 静かに 軌道を曲げてく 雲をすり抜け 海面へ落ちる 泡になって ほどけて まざる 溶けた祈りと 古い毒素と 見えない種が 目を覚ます [Chorus] 宇宙から来た この小さな細胞が ひと口ずつ 世界を味見してる 君の体温 僕の呼吸 街の匂いさえ やさしく舐めて 輪郭を 奪ってく 宇宙から来た この小さな細胞が 名前もまだ 決めないまま増えてく 気づいたときにゃ 境界線は溶けて 地球ごとひと粒 のみこむ日を待つ (ah) [Verse 2] 教室の隅で くしゃみがひとつ ドアノブから指へ 指からまた誰かへ ニュースのテロップ 増えてく数字 ただの風邪だと 笑ってる 川を流れて 港へ集う 魚の眼 鳥の羽 古い氷 肺の奥の ささやきが増えて 「もっと もっと」と 拍を打つ [Chorus] 宇宙から来た この小さな細胞が 国境線を 地図から消していく メール一通 キスひとつ ため息ひとつで 静かに世界の 形を 書き換える 宇宙から来た この小さな細胞が 支配なんて 興味もないふりで ただ腹が減って 触れたものすべてを 同じ色にしてく 同じ声にする (woah) [Bridge] ビルの屋上 空はまだ青い 誰も見上げず 画面だけ見てる もう地面の下で 森の奥で 海溝の底で 鼓動がそろう ひとつ ひとつ 別々だと 信じてた名前 呼んだ瞬間 ほどけて混ざる 「わたし」と「あなた」が 消えていく [Chorus] 宇宙から来た この小さな細胞が 最後の一息 そっと飲みほして 大陸ごと 街ごと 思い出ごとさえ 粒子の雨にして 自分の中 落とす 宇宙から来た この小さな細胞が ようやくひとつ おなかを満たしたら 丸くなった星を ゆっくり抱きしめて 静かな暗闇へ また旅に出る (さよなら)

