
街のノイズに 溶けていく影 名前のない夜を 泳いでた かすれたネオン 指でなぞって 意味もなく笑っていた 未来なんて 軽く蹴飛ばして 風みたいに 逃げてたね ポケットの奥 丸めた願い 開かないままでいいと 言い聞かせてた あの温度を まだ 覚えてる ねぇ ほどけかけたやくそくを なぜ 結び直せなかったの 優しさだけが 遅すぎて 夜に滲む あの頃 戻れない日々 色褪せた空 触れたくて 名前を呼ぶ声が そっと 胸の奥をなぞってる あの頃 終わらない夜 置き去りのままの光 言えなかった一言が 今でも ほどけないまま コンビニの白いあかりに 理由もなく救われて 小さな世界で 十分だと どこかで思ってた 静かに距離が 伸びていくこと 気づかないふりをして 振り返れば もう誰も いないことも ねえ 失くしたものばかりを 数える癖がついたのは あの夜を 越えられずに いるからかな あの頃 戻れない日々 乾いた風が 頬を撫でる 笑っていたはずの記憶が どうして こんなに遠い あの頃 消えない影 夜明けを拒むみたいに 選べなかった未来だけが 今も ここにある もしも もう一度だけ あのこうさてんで会えたなら くだらない嘘も全部 きっと 愛せたのに あの頃 戻れない日々 それでも 歩いていくよ 失くしたものだけじゃないと 言い聞かせながら あの頃 遠ざかる声 それでも まだ消えない あの夜に置いてきた私が 今も ここで息をしてる 街のノイズに 溶けていく影 あの頃だけが 残ってる

