【Intro|月に呼ばれる】 窓越しに揺れる 白い光 名前を呼ばれた気がした 確かに 理由もなく 扉に手をかけて 月明かりだけを頼りに 外へ出た 【Verse 1|異世界に入る(違和感)】 気づけば 知らない街に立っていた 見慣れたはずの夜が 少し違う 灯りはあるのに 温度がない 人影は揺れるのに 声がしない 歩くたび 足音が遅れてくる 振り返っても 誰もいない 【Pre-Chorus】 ねえ どこまで来たの? 戻ろうとしても 道だけが 曖昧になる 【Chorus|美しさに惹かれる】 それでも綺麗で 息を呑むほど 静かな光 触れたくなるほど 整っている 壊れているのに 月が導いている ここにいてもいいと 言うみたいに 帰ることを 一瞬忘れて ただ見惚れていた 【Verse 2|異常に気づく】 逆さの塔が 空に沈んでいる 鳥は同じ円を 何度もなぞる 水面に映るわたしは 少し遅れて 同じ顔をする 笑っているのに 目が合わない この街は 何かを隠している 【Pre-Chorus】 ねえ おかしいよね 気づいた瞬間 景色が 歪み始める 【Chorus|崩れ始める】 月がずっと見ている 優しい顔で 閉じ込めるように 帰り道だけが消えていく 最初から なかったみたいに ここは夢じゃないのに醒めない 正しいはずの形が壊れていく 呼ばれた理由だけが残って 答えには 触れられない 【Bridge】 どこで間違えたの? あの光を追った時? 振り返っても 扉はない 戻るための 線が消えている 【Final Chorus|戻れないと理解】 月がずっと見ている ここにいることを 選ばせるように 帰りたいはずの気持ちさえ 静かに ほどけていく ここは綺麗すぎて終わっている 壊れたままで完成している 迷い込んだことはわかるのに もう戻れないと 理解している 【Outro】 月明かりだけが 正しい顔をしている わたしはそれを 受け入れていく