
[Intro — Yurina, sleepy spoken; sparse piano] 朝 目が覚めて いつものように 声を出した んー…… ……あれ? もう一回 んーー…… なにこれ 今日の私の声 すごく綺麗 [Verse 1 — restrained, conversational] スタジオのドアを 開けてみたら あきのドラムが 光ってる りかねぇの低音 床を這って りの のピアノは 透き通ってる るみの弓が 一度走れば 空気まで 変わっていく なにこれ みんな すごくない? だったら私も 歌ってみる [Pre-Chorus — gently rising] 息は続く 高い音も 前よりずっと 楽に出る 声は響く 綺麗に伸びる ねえ 今日の私 ちょっと すごいかも [Break — spoken; full band stop] (Az)「……誰、この薄っぺらい……」 …… 目が合う (Az)「…………え?」 (Yurina)「…………え?」 (Az・Yurina)「ががーん!!」 [Verse 2 — close and raw] ドアが閉まった それっきり Azは部屋から 出てこない なんなのよ 前より上手いじゃん 音程だって ちゃんとしてる かわいい? うん 綺麗? うん だったら何が 悪いのよ もう一度 歌ってみる [Pre-Chorus 2 — restrained tension; violin enters] 黒い夜を 祈った朝を 泣きながら 歌った歌を 全部ちゃんと 覚えてる なのに 歌えば歌うほど 知らない誰かが 歌ってる [Chorus — emotionally heavy] 私の声を 返してよ こんなに綺麗じゃ なくていい 震えた声も 割れた声も 息が足りなくなる あの場所も 全部 私だった 誰かに褒められる 声じゃなくて 私が 私だと分かる声を 返してよ [Verse 3 — sparse piano and low strings] 違う そこは笑わない そこは そんなに軽く歌わない その言葉は もっと痛くて それでも 前を向いたんだ 綺麗に整えない 逃げない 苦しくても 声を押す ひとつずつ 思い出していく 私が どうして 歌ってきたのか [Build — gradual escalation] 上手くなることが 目指す場所だと どこかで 思ってた でも違った 傷も 癖も 息遣いも あの日 選んだ歌い方も 全部連れて 初めて 私になる [Bridge — almost still; intimate] ねえ まだそこにいる? 昔の私 泣いてた私 怒ってた私 祈ってた私 置いていかないよ 迎えに来たよ [Final Chorus — full band; widest emotional peak] 私は 私を迎えに行く 昨日の声に 戻るためじゃない 綺麗になった この世界で もう一度 私になるために 泣いた夜も 祈った朝も 叫んだ声も 笑った声も ひとつ残らず 連れていく これは 誰かがくれた 声じゃない 私が生きてきた 私の声だ [Outro — band falls away; piano and breath] 最後の音が 少し震えた 息が足りなくて ほんの少し 声が割れた (Yurina)「……いた」 ドアが開く …… [Silence] 目覚ましが鳴る [Ending — quiet return of the opening piano motif] (Yurina)「……んー……」 …… いつもの声 (Yurina)「…………よかったぁ……」 (Az)「朝から何やってんの?」 (Yurina)「Az、私はここにいるよ」 (Az)「知ってるよ。どうした?」


