
人を傷つけてきた雨に 差す傘は見当たらず 街は今日も黙ったまま 濡れた足跡を隠す 誰もが胸の奥に 癒えない痛みを抱え 強くなるふりを覚えて 弱さを置き去りにした 守るためについた嘘が いつしか鎧に変わって 触れるものすべてを 遠ざけていた この心が壊れる前に まだ信じていたい 傷つくことを知っていても 愛を疑いたくない 震える夜を抱えたまま それでも息をして 不完全なこの世界で 生きていたい 人はただ傷つくことを 恐れるばかりで 正しさの名前を借りて 孤独を選び続ける 輝きのない真実が 足元に転がっても 見えないふりをして 遠くの光を探す 可能性なんて言葉が 綺麗に聞こえなくても 信じることをやめたら 何も残らない この心が壊れる前に まだ信じていたい 裏切りを覚えた夜でも 希望を捨てきれない 擦り切れた夢を抱えて それでも息をして 不完全なこの世界で 生きていたい 正解のない時代で 間違いだけが増えていく それでも胸の奥で 何かが終わらずにいる 人は人を疑いながら 人に救われて その矛盾ごと抱えて 歩いていく この心が崩れる前に 答えを探している 偽りばかり覚えた街で 本当を手放せない 人はみな弱さを隠し 強さのふりをして それでも今日を越えるため 歩いていく 崩れそうなこの世界で まだ息をしている それだけでいいと 言える日まで

