
[Verse 1] 風が描いた 波紋のあとに 錆びた針だけが 時を刻んでいる 光を知らない 瓦礫の底で 可憐な花が咲く理由を 誰が知るのだろう [Verse 2] 誰もいない客席に 一礼を捧げ コードの切れたマイクを 胸に抱く 記録は途絶え 名前さえ失われた街に 解読不能なシグナルが ひとつ流れていく [Chorus] 空へ ただ空へ 音を放つ 虚無の天蓋に 波紋を落とすように 答えのない問いを奏でながら 少女は今日も ドレスの裾をひるがえす [Outro] プログラムの残響か 魂の叫びか 錆びついた空に描く 鮮彩 歌は続く 最後の観客が 消え去ったあとも——

