
きれいな言葉ほど 重くて持てなかった 守るものが増えるたび 逃げ道が減っていく 信じるだけじゃ 足りない夜を 何度も越えて ここに立ってる 損と得を並べて 未来を測る癖 冷たいんじゃなくて 生き延びたいだけ 不義の俊英 そう呼ばれても 賢い道を 選んだだけ 裏切りの将軍 胸を張って歩く 忠義に溺れて 沈むよりいい 風向きを読む そこが潮目なら 俺は迷わず 背を向ける 弁舌ひとつで 戦を終わらせ 筆の先で 運命を変えた 正しさよりも 打算を信じ 勝てる場所へ 身を置いてきた 情がないとか 言われるけど 捨ててない 預けないだけ 嫌われるのも 計算の内 賞賛よりも 静けさを選ぶ 裏切りの将軍 誇りは自分 誰かの正義で 縛られない 風向きひとつで 舵を切れる それが俺の 生き方だ 新城の夜 来ない援軍 司馬懿の名が 風に混じる 最後に一度 信じてしまった でも選んだことに 悔いはない 裏切りの将軍 最期まで立つ 不義と呼ばれても 構わない 賢い道を 選び続け 風向きの中で 生き抜いた 歴史が何を 書き残そうとも 選んだ道で 胸を張る それでいい それが 孟達だ

