ひゅるひゅる、風が吹く 寒空の下の、一軒家 ヒュルヒュル、すきま風 一人の女が、訪れた ずるずる、ひきずる足 雪のような、白いハダ ツルツル、流れる血が 白いハダを、染めている クルクル、回る糸車 織りなす色彩 ツルツル、流れる血が、衣を赤に染めていく ソロソロ、開く扉 一羽の鶴 血と羽が、衣を織り込み、色付けた。 カラカラ、羽ばたいた もう飛べやしない、その羽で 命をゆるさない、夜の空 一羽の鶴は飛んでった、体を残して飛びたった。