
ほどけた紐を 結び直すたび 違う景色が ここに生まれる 失くしたものを 数えていた手は いつの間にか 誰かを抱いてた 遠回りばかりだったのに まっすぐ風は吹いていた 見えない糸は 君へじゃなく ほどけるたびに 僕を結ぶ 巡り巡って 残ったものは 名前も持たない ぬくもりだけ 正しいことを 探し疲れて 静かな朝に 答えが笑う 握りしめれば 壊れてしまう だから今日も 空へ返そう 出会いも別れも 同じ雨なら 濡れたままでいい 消えない傷も 癒える傷も 同じ光を 映している 君が残した 優しい沈黙 あれが愛だと 今ならわかる 花は咲く日を 知らないままで 季節を信じて 土を抱く 僕もそうして 息をしている 何も知らずに 愛されながら 見えない糸は どこにもなくて すべての命に 流れていた 君を許せば 僕もほどける 帰る場所など ずっと胸にあった 風が吹くたび 今日が生まれる 終わりの向こうで また始まる

