冷えたグラス 片目で覗けば あなたの視線が 薄く残る 名前のない夜に 緞帳を下ろして 綺麗なものほど すぐに消える 目を合わせないで 壊れてしまうから 見ているだけでいい 欲しいなら 正しくなくていい 歪んだままで選んで 触れないで そのままでいい 曖昧な距離のままで ただ一度だけでいいから 深く残して 選ばれるだけじゃ足りない 消えてしまう前に 全部 奪って 似たような感情が並んで なぞられた肌からほどけていく 一瞬だけの熱のほうが 永遠よりも確かでしょう まだ触らないで でも離れないで 矛盾だけが増えていく 正しさなんていらない 偏ったままでいい 壊れる寸前でいい 曖昧なままでいい 終わりがあるなら 綺麗なままで 価値なんてつけないで 誰にも渡さないで 終わりがないなら 傷を残して 誰のものでもない顔で あなただけのものになりたい 守らなくていい 崩してほしい 触れないで それでも欲しいなら 最後まで曖昧で 忘れられないように 深く残して 選ばれるだけじゃ足りない 消えてしまう前に 全部 奪って 全部 奪って