[Verse] ほどけた月光が 触れずに揺れて ページの隙間で 途切れたフレーズ 誰も知らないリズムが 机の上で転がる 開かれないままの 楽譜が眠る [Verse] 指先が迷う 底なしの余白 終わりのないイントロに 影が差す [Chorus] ガラス越しに踊る 消えかけたアルペジオ 鳴らすべき音は まだどこかにある 名前を呼ばれずに 置き去りにされた 未完成の旋律が 夢をえがく [Verse] 窓辺に散らばる 小さな断片 記憶の隙間に 滲んだコード 誰の体温触れたら 目を覚ますのだろうか 触れずにいるのなら 静寂が鳴る [Verse] 消えたリフレイン 胸の奥で続く 行き場を失くしたままの カデンツァ [Chorus] 指の先がなぞる 添い遂げたあのフレーズ 沈みながらエコー まだ揺れている 辿り着けなかった メロディの向こう クレシェンドの鼓動が 今 追いつく [Bridge] 詩人よ ああソリストよ 時間も、夢も、確かさも 休符となぞらえば 息はできるかい [Chorus] ガラス越しに踊る 消えかけたアルペジオ 鳴らすべき音は まだどこかにある 名前を呼ばれずに 置き去りにされた 未完成の旋律が 夢をえがく [Chorus] 消えたカデンツァが またどこかで囁く 時間の裏側に 惑わされたまま 名前のない音を 奏でる指先が 沈黙が歌うなら 誰かの夢に [Outro] ページをめくり終えれば また明日ねダ・カーポ