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プジョーもらうよ♥️(白檀)

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V5.5

[Verse 1] 今日はたなばた 一年に一度だけ 並ぶ笹の葉クレープ。 可愛いあの子に 食べさせたくて ベージュのバッグに 心理学の本と 笹の葉クレープを詰め込んで 待ち合わせは 市営野球場の駐車場。 白いワンピースに 深い青。 ベージュのパンプス ヒールだけヘビがら 「ヘビのブレスレット欲しいの。」 「シルバーで、お顔と目があったら可愛いよね。」 「変なパワーストーン二個より、 私はこっちが好き。」 新曲を流しながら はずむ会話と 二人の距離感 --- [Pre-Chorus] 「ねぇ、そのワンピース素敵。」 「そう? ありがとう。」 「そんなの持ってた?」 「持ってたよ。 入る身体を持ってなかっただけ。」 「去年よりイケてるよぉ〜。」 「うん、そぉ〜だよ。」 --- [Hook] 「今日は元栓全開よ。」 「なんの元栓よぉ?」 「フェロモンのよ。」 「え〜、出てるかなぁ?」 「今日は香水じゃないの。 私が香ってるの。」 「ほんとぉ?」 「女は笑ってる時が いちばん色っぽいの。」 --- [Bridge] 「ねぇ…… 愛してるって言う男、 どう思う?」 「う〜ん……。」 「『愛してる』って言葉なら 昔、別の人で もう聞き飽きたかな。」 「日本人でね、 それを日常的に言う男は…… だいたい大嘘つき。」 「え〜、そうなの?」 「だから…… 言葉より 行動を見なさい。」 「でもね…… リリー・フランキーが 『愛してる』って 言ったことがあるらしいよ。」 「へぇ…… それはどんな時?」 「……アレの時。」 「それなら納得。」 「そんな瞬間に ぽろっと出た言葉なら 少しだけ信じてもいい。」 「ふふ…… リリー・フランキーは 正直な人ね。」 --- [Verse 2] 鉄板焼き食べに来たのぉ。 カウンターだけの特等席。 「ねぇ、どうする?」 「え〜、どうしよう。」 「このサーロイン ひゃくにじゅうグラムにする。」 「私もそれ〜。」 目の前のフランベ 燃える炎と熟女の瞳 「すごーい!」 「見てるとね…… 上質なお肉って、 何も着飾らなくても それだけで美味しそうでしょう?」 「うん、そうだね。」 「私も今日は 余計な飾りはいらないの。」 「え〜、急にどうしたの?」 「じっくり火を入れて、 いちばん美味しい頃合いを 見極めてもらえたら嬉しいなぁ。」 「どんな意味よぉ〜!」 「誰か私も 極上のお肉みたいに 優しく、丁寧に、 お料理してくれないかしら。」 「もう〜! そのフェロモン、 鉄板より熱いじゃない!」 笑う彼女と 二人の距離感 --- [Final Hook] 「今日だけ販売の 笹の葉クレープ。 一緒に食べよ。」 「いいね。」 笹の葉の香りに包まれて ふたり並んで ひとくち、 またひとくち。 星に願い事は 今日はあとまわし。 願うより先に 笑い合えたから。 たなばたの夜は 甘いクレープと あなたとの時間で もう十分、幸せ。 --- [Final Talk] 「最後に聞いてくれる?」 「なぁに?」 「最近ね…… ちょっと気になることがあるのよ。」 「へぇ?」 「うちのおフランスの伯爵様…… 三週連続で 土曜日だけお泊まりなの。」 「それって偶然?」 「どうかしらねぇ……。」 「でも最近ね。 インスタを見ていたら 先週ケーキ屋さんで 私をじっと見ていた子に よく似た人がいたの。」 「気になるじゃない。」 「気になるでしょう?」 「まぁ…… 欲しいなら、あげるわよ。」 「でもね──」 「プジョーだけは 私がもらうわ。」 「ふふっ。」 「最後にひと言。」 「なぁに?」 「私はね…… この歌を その子に贈ろうかと思ってる。」 「優しいじゃない。」 「違うのよ。」 「ちゃんと最後まで 聴いてくれる人なら 意味はわかるから。」 「……怖いわぁ。」 「さぁ、帰ろ。」 「明日も笑うために。」 「気をつけるのよ。」 「ストーリー…… 毎回見てるでしょう?」 「いらないものなら あげるわ。」 「でも── プジョーだけは もらうよん。」