
駅に続く坂道を 並んで歩く帰り道 少しだけ近づいた肩に 春の風が吹いていた 桜並木の隙間から 夕陽が静かにこぼれて 去年までの私なら きっと俯いていたかな イヤホンを片方ずつ 分け合って聴くラブソング 「この曲好きなんだ」って笑う その横顔が愛しかった 別れもある四月に 新しい出会いが咲いていく 怖がっていた恋さえも 今はちゃんと抱きしめられる お気に入りのカフェの席 向かい合って飲むラテ 何気ない沈黙さえ 不思議なくらい心地いい 好きになるってきっと 自分を嫌わないことだね あなたを想うたび少し 私まで好きになれていた 駅前の人混みの中 離れないように歩く そんな小さな幸せを 前より信じられてる 桜が舞う四月の空 始まりの匂いがした 終わっていく季節の先へ ちゃんと進めている気がした 春風に揺れる髪 笑い合った帰り道 「また明日ね」のその言葉が 未来みたいに聞こえた イヤホンから流れてる あの日より甘いラブソング 怖がっていた昨日までを 優しく越えていけるように 桜舞う四月 新しい景色の中 あなたとならこれからを 好きになれる気がした

