四十年ぶりのホームで 小さな自分に出会った気がした 東京の空気は苦くて でもその分だけ あなたを想えた 会えない覚悟はしてたけど あなたの目が私を通りすぎたとき 時間が止まった 声が出なかった ただ レシートを渡すだけで きっと、そこまでじゃない 名乗る資格なんてなかった でもあの一瞬に すべてを願った 届かないままでよかった それでも“母”だった 産んだだけの人間だって 笑われても仕方ない でもね あの日から今日まで 忘れた日は一度もなかった きっと、そこまでじゃない けど、そこまでだった 愛してたなんて言えなかった でも、愛してた たしかに、ずっと あなたの背中が見えなくなったあと 私はやっと「ありがとう」を言えた