
[Verse 1] 始まりはあの歯医者の椅子 白く狭い逃げ場のない檻 日常のあらゆる隙間に あの影は音もなく忍び寄る 自律神経のバグを疑い ベータ遮断薬を噛み砕いた 胸の狂ったお祭りを 無理やり押さえつけるための儀式 [Pre-Chorus 1] 鼓動は一度静まった 波一つない水面みたいに なのにどうして頭の中 嵐はひどくなっていくんだ 脈拍の数字だけが正常で 心は血を流したままだ 「またあの日が来たら」という恐怖が 暗闇から僕を睨みつける [Chorus 1] 世界に一人きり 取り残されたような寂しさだ 誰も届かない心の底 予期不安に震えてる 抑え込んだはずのブレーキを 突き破って血が騒ぎ出す こんな孤独な戦いを 僕はいつまで続ければいい [Verse 2] 「体は何ともないはず」と 冷たい正論が胸を刺す 外はこんなに穏やかなのに 僕の輪郭だけ溶けていく 誰かにすがりつきたい夜も この苦しみは誰にも伝わらない 繋がらないスマホを見つめて ただ夜が過ぎるのを待っている [Pre-Chorus 2] 薬で騙した体の奥 本当の心が叫んでいる 下げていたはずの心拍数 重圧に耐えかねて跳ね上がる トク、トク、とまた速度を上げる 裏切るようにはしゃぐ心臓 誰も悪くないこの寂しさは 行き場を失って沈んでいく [Chorus 2] まだ来ない明日の 影に怯えて鼓動を抑え込む 薬さえ追い越していく恐怖 息の仕方を忘れてる 押しつぶされそうな孤独のなか ただ今を生き延びるだけで 擦り切れていくこの心を 誰か静かに抱きしめてくれ [Bridge] 痛いわけじゃない 熱があるわけでもない だけどこれは間違いなく 命を削りながら戦う戦場だ コントロールを失って 急上昇していくあの鼓動が 激しい寂しさとともに 容赦なく僕を突き刺す [Guitar Solo] [Chorus 3] 高鳴る不安を 胸に抱えて夜の底に立つ この激しい寂しさも狂う鼓動も 生きようとするサインだ まだ明日のことは分からないけれど 静かな嵐の中で泥をすする 凍えるような孤独を連れて 僕は今日を生き抜いてみせる [End]

