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QUARTET

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V6-MINI

雨上がりの空を 少しずつ 朝の光が 解いてゆく まだ知らない 道の向こう 淡い気配が 揺れていた 遠くでさえずる 鳥の声 風がページを めくるように 昨日と今日の 境へ 小さな音が 降りそそぐ 触れれば消えそうな 光を追うように 違う場所から 集まった いくつもの欠片 重なる 重なる 名前のない 音色たち ひとつでは見えなかった 景色を連れてゆく ほどける ほどける 空の向こう 淡く滲んで ラインを越えた その先で 世界が 色づきはじめる 水たまりに 映る雲 見上げたそこには 広がる空 揺れるたびに 形を変えて 同じものなど ひとつもない 静かな夜を 越えてきた 声も 吐息も 瞬きも 重なるたびに 消えてく ひとりだった あの頃へ 重なる 重なる それぞれの 音色たち 混ざり合うわけじゃなく ただ隣で響いてる 揺らめく 揺らめく 見上げた空 淡く染めて 言葉より先に生まれた 光が 道を描いてく もしも ひとつだけ 届かない場所があっても いくつもの欠片が 空高く渡ってゆく―― 重なる 重なる 消えないままの 音色たち 違うからこそ見つけた ひとつの 景色の中 ほどける ほどける 光の先 七色よりも もっと自由な色になって 空へ 空へ  空へ 広がってゆく また新しい 音色が そっと 重なる