ボクは喰らうのだ。 フロントガラスのまぶしさ、なのだ。 目を瞑ると転落しそうな奈落。なのだ。 珈琲碗(カップ)の底に張り付くは希望の香り、なのだ。 日常。それら。全ノ然、意識外。なのだ。 それよりも 耳の隣で 意味不明の戯言を 止めない生きものまがい。なのだ。 ボクは猛烈に湧く吐き気を 脳で溶かして つぎの碗(カップ)へ注ぐのだ。 蒼へ変わるのだ 黒から赤の誤魔化し、なのだ。 目を凝らすと端っこの方の右上。なのだ。 抜けたドットの裏から覗くは、ボ、ボクの左目。なのだ。 事実。貴様ら。不実美なる不実。なのだ。 指先から 重ねては透かし、 見えざるは見ぬが如し 全てかの如く。なのだ。 されど脳内。温香にて満ち 一筋の光は ボクをやさしく導く。