
[Intro] またひとつ 顔を選ぶ 君が安心する角度で 君が信じる声の高さで [A-Section] [Flat Delivery] やさしい僕 無関心な僕 傷ついたふりが上手い僕 相手に合わせ 輪郭を変え 名前の数だけ 口調を持った 嘘ではない どれも僕だ そう言い切れば 本当になるか 誰にも見せない顔だけが なぜか いちばん他人に見える [B-Section] [Restrained Tension] 剥がした下に また薄い皮膚 その下にも よく似た笑顔 最初の僕を 誰が知るだろうか 鏡は何も答えずに 次の表情を真似している [Hook] [Low, Urgent, No Belting] フラクタルの悪魔 砕いても 僕がいる 断面ごとに目を開いて 同じ声で 名乗っている 本物など あるものか それでも僕を探すなら ひとつ残らず 剥がしてくれ [A-Section 2] [Clipped Phrasing] 君の前では よく笑う あの人の前では 黙っている 憎まれそうなら 弱くなり 愛されそうなら 傷を見せる 演じていると 言われるたびに 演じる前の自分だけが 少しずつ遠くなっていく [Break] 泥を吸って ドロステ 僕の中の僕が さらに僕を覗いている [B-Section 2] [Increasing Pressure] 逃げた先にも 僕が立つ 出口の扉に 僕の手形 顔を捨てれば 軽くなるはずが 空いた場所へ 別の僕が座る [Final Hook] [Controlled, Desperate] フラクタルの悪魔 燃やしても 僕がいる 灰の一粒 その奥で 小さな口が笑っている どこまで僕だろうか 偽物でもかまわない この中から ひとつ選んでくれ 君が選んだその僕を 最後の顔にしてくれ [Outro] [Almost Silent] またひとつ 顔を選ぶ 誰もいない部屋なのに 誰かに似合う顔を選ぶ

