
静かな空へ 溶けてゆく声 名前を呼んでも 風になるだけ それでも胸の奥で まだ灯は消えない こぼれ落ちた昨日を 両手で拾い集めた 壊れた夢の欠片さえ 光を映していた 涙は雨になって 街を優しく包む さよならは終わりじゃなくて 新しい朝の予感 何度でも 傷ついて 何度でも 立ち上がる あなたがくれた温もりが 今も背中を押すから 飛んでゆけ この心よ 悲しみを抱いたままでいい 失ったものは消えないけど 生きる理由へ変わってゆく 巡る風 巡る季節 涙はいつか海になる あなたへ続く空の向こうで 私はまた 笑えるから 夕焼け色のホームで ひとり影を見送った 「またね」と言えなかった日を 今日も抱きしめながら 小さな花が揺れる 誰にも気づかれずに それでも春を信じてる その姿が愛しくて 消えない痛みなら この胸で歌にしよう 閉ざした扉の向こうには まだ知らない景色がある 飛んでゆけ この願いよ 夜明けを越えて どこまでも 失くした日々が導いてくれた 未来はここから始まる 巡る風 巡る命 涙はやがて星になる あなたがくれた優しさを抱いて 私は明日へ歩いてゆく 静かな空に 光が差して 名前を呼ぶたび 春が生まれる さよならのその先で また、逢える気がした

