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透明なひとおと

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V6

[Verse 1] 朝の硝子に 指で触れたら かすかに鳴った 名前のない音 光が溶ける その手前で 世界はまだ 調律の途中 [Pre-Chorus] 言葉にすれば こぼれてしまう だから私は 耳を澄ませる [Chorus] あなたの音色は 雨の匂い 遠い記憶を 濡らしてゆく 触れられないまま 胸に響く 透明な 透明な ひとおと [Verse 2] 冬の終わりの 枝のきしみ 湯気の向こうで 笑う声 誰にも聴かせない 和音を ひとりきりで 抱いて眠る [Pre-Chorus] 忘れたふりで 覚えている 消えかけるほど 確かになる [Chorus] あなたの音色は 夕暮れの色 名残の空を 染めてゆく 重ならないまま 寄り添っている やわらかな やわらかな 余韻 [Bridge] もしもこの耳が いつか閉じても 骨の奥で 鳴り続ける 弦を失くした 楽器のように あなたの形で 震えている [Final Chorus] わたしの音色は あなたの残響 響き合うたび 色を変える いつか静寂に 還るとしても この一音を 忘れない [Outro] ……聴こえる? まだ、鳴っている