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わたしの歩幅

V5

あるく あるく わたしの足で アスファルトのひび割れに咲く 名もない花をさがす あるく あるく 地図なんてない 灰色の空の下 どこへだって行けるんだ 錆びた鉄の匂いがした 止まったままの観覧車 コンクリートの海の上 カゲロウだけが揺れてる だれかの声も届かない 静かすぎるこの街で すり減ったスニーカーの先っちょ ただ見つめてた でもね なんだか飽きちゃったんだ 同じ景色はもういいや 顔を上げたら 遠くの空が ほんの少しだけ 青く見えた あるく あるく わたしの足で アスファルトのひび割れに咲く 名もない花を見つけた あるく あるく 地図なんてない 灰色の空の下 どこへだって行けるんだ どんどんあるく わたしのリズムで 転んだって構わないじゃん 泥だらけでも進む どんどんあるく 風を切って 絵の具をぶちまけたような 夕焼けがキレイだった 傾いた電信柱 口ずさむメロディは どこかで忘れてきた歌 思い出せそうなんだ ガラスのない窓の向こう 風が通り抜けていく 新しい匂いがしたんだ ちょっと甘い匂い そうだ つまんない顔してた わたしのせいだったんじゃない? 息を吸ったら 錆びの味じゃなく 花の香りが胸に広がった あるく あるく わたしの足で アスファルトに咲いた花は 強く根を張っていた あるく あるく 地図なんてない 色づき始めた空 どこへだって行けるんだ どんどんあるく わたしのリズムで 迷ったって構わないじゃん 新しい道になる どんどんあるく 息を切らして 一番星見つけちゃった 明日も晴れるかな もう陽炎はいない ビルの隙間に 星が瞬く わたしの足音だけが響く ひとりだけど ひとりじゃない気がした あるく あるく あるく わたしの足で カラフルなこの道をゆく 次は何を見つけよう あるく あるく どこまでも あるく 夜が明けたその先に わたしのセカイが待ってる