
[Intro] Capsule Wave 棚のすみ 誰かが通るたび 風が少し来る ゆら…… 反対へ ゆら…… 「まただ。」 僕は今日も まっすぐ立てない [Verse 1] ほんの少し 指が触れただけ 右へ 左へ 行ったり来たり 止まったかなって 思ったころに もう一度だけ ゆらりと戻る 隣の箱は ずっと同じ場所 押されても 角で踏ん張ってる それを見るたび 思ってた 「四角って 強そうだな。」 [Pre-Chorus] 角があったら 止まれるのかな 誰かに押されても ここにいられるかな 転がらないで 揺れもしないで 僕もそんなふうに なれたらいいのに [Chorus] 四角になりたい 四角になりたい 押されても 動かないような 四つの角で ちゃんと踏ん張って 「ここにいる」って 言ってみたい 丸い僕は 今日も ゆら ゆら 右へ行ったり 左へ戻ったり 四角なら きっと揺れない ずっと そう思ってた [Verse 2] 午後の Capsule Wave 誰かの手から 小さなものが落ちた コトン 透明な 四角い氷 床の上で ぴたりと止まった 「ほら。」 やっぱり 動かない 誰も触らない 誰も押さない 四つの角で 静かにそこにいる 僕は少しだけ うらやましくて ずっとその氷を 見ていた [Pre-Chorus 2] 時間が経って 片方だけ 小さな水たまりが できていた 角のひとつが 少し丸くなって そのとき 氷が ……すっ [Chorus 2] 四角なのに 動いた 誰も押して いないのに ……すっ ほんの少し 一方向へ 僕は思わず 追いかけて見た 「え?」 もう一度 ……すーーっ 四角なのに 滑っていく 誰にも触られて いないのに 僕よりずっと 静かに 僕よりずっと 遠くまで [Bridge] 少しずつ 小さくなる氷 四つあった角も ひとつずつ消えていく 止まりそうになって また ……すっ そのたび後ろに 細い水の道 僕は何も言わず それを見ていた 四角だから 止まれるんだと ずっと 思ってた でも 形だけじゃ 止まれないんだ [Final Chorus] 四角になりたい そう思ってた 押されても 動かないように 誰かが触れても 何かが変わっても 同じ場所に いられるように だけど四角い氷も 滑っていった 誰にも押されず ひとりで すーーっと だったら僕が 揺れることも 全部 丸さの せいじゃないのかな まだ僕は 丸いまま 今日もやっぱり ゆら ゆら それでも少し 昨日より この揺れを 見ていられる [Outro] 誰かがそばを 通り過ぎる ゆら…… 「……やっぱり揺れる。」 反対へ ゆら…… 少し離れた床では 小さくなった氷が ……すーーっ 僕はそれを見て 少しだけ笑う 「でも、前ほど嫌じゃない。」 Capsule Wave 丸い僕と 四角かった氷 今日もそれぞれ 少しずつ 動いている

