
客席には4人と半分 半分ってのは 寝てる店長 昔はでかいクチを 叩いた 今じゃ老眼で セットリストを 読む ドラムのアイツは 腰をさすって ベースのアイツは 明日が早い オレはギターを 肩に掛け直す 最後の曲だって 3人で笑う 一度はケースに 鍵を掛けた それぞれ事情が あったのさ けど錆びた弦を 鳴らしてみりゃ あの頃よりも イイ音がする もうイッパツ鳴らせ! 終電までには まだ間に合う もうイッパツ鳴らせ! 4人の手拍子 100人分だ 夢が叶ったかなんて 今さら聞くなよ この床を揺らせりゃ それでいい アイツは子供の 写真を見せた アイツはローンの 残りを数えた オレは新曲できたと 言って 3年前のメモを開いた チューニングなんか 少し狂ってる それでもリズムは 妙に合う 長いこと別々に 暮らして 同じところで 笑っちまう 最前列の知らない 兄ちゃん ビール片手に 立ち上がる 寝ていた店長 片目を開けて あと一曲ならと 指を立てた もうイッパツ鳴らせ! 閉店の札は 裏返しとけ もうイッパツ鳴らせ! 明日の眠気は 明日のオレへ 誰かの記憶に残るか わからなくても 今夜の3人は ここにいる まだ聴きたい人? 4人? 店長は? 5人だ! よしヤロウゼ! もうイッパツ鳴らせ! 擦り切れた靴で ステップを踏め もうイッパツ鳴らせ! 汗だくの顔で 笑ってやれ 大きな夢なら昔 置いてきた 小さなステージは今 オレ達のもの もうイッパツ鳴らせ! 終わりの合図を かき消して もうイッパツ鳴らせ! 4人と店長 歌ってくれ 明日はそれぞれ いつもの いつもの朝でも 今夜は3人 最後までロックンロール!
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