[Verse 1] (Male) 改札を抜けた 夕焼けのホーム 胸ポケットには たたんだラブレター 「じゃあね、また明日」 笑うきみの声 キンモクセイの下 影が重なった (Female) 遅刻ぎりぎりで 走ってくるくせに 息を切らしながら 私を探してた ねえ覚えてる?って 今も聞きたくて あの日の匂いが ふいに呼び止める [Chorus] (Duet) 初恋は 駅前の広場で 同じ色の 空を見上げてた なんでもない言葉で 世界が揺れたね 手と手が触れた 小さな奇跡 初恋は キンモクセイの風 言えなかった「ごめん」と「さよなら」 いまさら遅いけれど 胸が痛むから 香りにまぎれて 名前を呼んだ [Verse 2] (Male) 季節が変わって 君はいなくなって 理由を確かめる 勇気も持てずに 「平気だよ」なんて うそぶいた帰り道 同じ木の下で ひとり立ち尽くす (Female) ごめんねと言えず 遠くへ行くこと どうしても言葉に できなかったの ほんとの気持ちは あの枝のあたり 去年の私たち まだ笑っているね [Chorus] (Duet) 初恋は あの日のままなのに カレンダーだけ 先へ進んでく 会えない時間だけ 好きが増えていく 止め方も知らず ただ抱きしめた 初恋は キンモクセイの雨 肩にふわり 落ちる金色 拾えない約束が 足もとに積もる 踏まないように 歩いていた [Bridge] (Male) ある秋の日 妹とここへ来たんだ 人混みの中で 同じ木を見上げる 「知ってる?」って笑う あどけない声に 胸の奥 何かがほどけていく (Female) 「キンモクセイの花言葉はね」 「初恋なんだよ」って 妹が言う 視界がにじんで 空が遠くなる 答えられなくて ただうつむいた [Chorus] (Duet) 初恋は 駅前の広場で 言えずにいた たくさんのこと いまになってやっと 涙になってく におい立つ風が 頬をぬらした 初恋は キンモクセイの色 もう会えない 君への手紙 読まれることもなく 胸で燃えている 散っても消えない やさしい痛み [Outro] (Male) ねえ 聞こえるかい (Female) ねえ 届くかな (Duet) キンモクセイの下 笑ってた二人へ ありがとうって そっとささやく


