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優しい雨が / Milia

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V4.5

小さな駅前 傘さして 動けずにいた 濡れたブラウス 風が心を刺していく 別れの言葉は 棘より淡くて 何が足りなかったのか わからないまま 言いかけた「好き」は 飲み込んだままで 足元の水たまりが 揺れる気持ちみたいだった 雨が降る 止められなかった想いが ずぶ濡れの心に 静かにしみていく 君の背中が 遠ざかるたびに 「言えなかった」が 胸を打つんだ 傘も持たずに 飛び出した朝 予報通りの雨に わざと濡れていた 何かを賭けてた 期待じゃなくて ほんの少しの 強がりだった すれ違う傘の群れに 紛れながら 心だけが どこにも行けなくて 雨が止む 言いかけたままの言葉が 空を見上げたその瞬間 風に解けた 君じゃない誰かが そっと差し出す傘に 私はやっと 頷けたんだ あの日の私に 教えてあげたい 「泣いてもいいよ」って 誰かはそばにいる 雨が・・ 心の空も少しずつ あたたかい光に 染まりはじめてく 次の恋に出会う時には ちゃんと「好き」って 言えるように