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female_エピローグ「いのちのバトン」― 家族への感謝と未来への継承 ―

V5.5

無影灯の下で いくつもの命と向き合い 手術室の扉の向こうに 置いてきた時間 おまえには ずいぶん寂しい思いをさせたね それでも「おかえり」と笑ってくれた あの顔 [Verse 2] 息子が初めて熱を出した夜 オンコールのPHSと揺れる親心 娘が描いた似顔絵の中の僕は いつも白衣姿で 少し悲しかった [Pre-Chorus] 届けられなかった言葉がある 一緒にいられなかった季節がある それでも君は 僕のそばにいてくれた 静かに 強く 優しく [Chorus] ありがとう ただそれだけじゃ足りないけれど ありがとう この命のすべてを込めて 君がいてくれたから 僕はメスを握れた 君が待っていてくれたから 手術室に立てた 僕の人生の最高傑作は 君と作った この家族だ [Verse 3] 息子は男親の背中を超えて 自分の道を歩き始めた 逞しい顔 娘は母親ゆずりの優しさで 誰かの心を照らす人になった [Verse 4] 三つの小さな命が生まれた日 僕は初めて 手術室の外で涙した 抱き上げた孫の胸に聞こえた鼓動 ああ 命はこうして繋がっていくんだ [Pre-Chorus] 僕が守りたかったものは何だろう 患者の命か 病院の未来か 全部本当だけど 一番は この家族の笑い声だったんだ [Chorus] ありがとう ただそれだけじゃ足りないけれど ありがとう この命のすべてを込めて 君がいてくれたから 僕はここにいる 君が支えてくれたから 僕は僕でいられた 僕の人生の最高傑作は 君と作った この家族だ [Bridge] 孫たちよ おじいちゃんは君たちに伝えたい 人の痛みがわかる人になりなさい 何かを守るために 何かを選ぶ強さを そして迷ったときは 胸の奥の鼓動を聴け 答えはいつも そこにある [Final Chorus] これからの道を 君と歩こう もう救急の呼び出しもない 静かな朝を 庭の花に水をやり 一緒にお茶を飲み 何でもない一日が 宝物だと知る 白衣を脱いだ僕の手を 君が握ってくれるなら それが僕の 最後の一拍までの 一番の薬