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あの曲、まだ好きだった

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V4.5-ALL

地下へ降りる階段に 冬の匂いが残ってた 剥がれかけたステッカー 知らない夢の上に夢 最初に手を引いたのは 君のほうだったね 一音目で世界ごと 明るく壊れていった 汗ばんだ肩が触れても 笑えば平気だった 友達のふりをして 一番近くにいた また来ようねって 何回も言ったのに カレンダーだけが 季節を越えていった あの曲、まだ好きだった 君の声で覚えてる 速すぎた季節だけが 胸の奥で鳴りやまない 雪より小さな声で 今さら名前を呼ぶ 言えないままの恋が 白い息に変わってく 最後の日のフロアには 懐かしい顔ばかり 少し大人になっても 目だけはあの頃だった 君とのトークをひらけば 「またね」で止まってた 送れない一言が 指先で震えた あの頃の速さで 走れたならきっと 君の手を離さずに 笑えたかな 泣けたのかな あの曲、まだ好きだった 君の横で聴いていた 泣きそうなギターの音も 今はピアノみたいだ 友達のふりをして 一番近くにいた 誰にも言えない恋が 雪の下で息をする 最後のアンコール 照明がにじむ 君がいない場所で 君を探してる 送信ボタンの上で 冬が止まった 「あの曲、まだ好きだった」 そのあとが書けない あの曲、まだ好きだった 君の声で覚えてる 速すぎた青春だけが 胸の奥で鳴りやまない 雪より小さな声で 今さら好きと歌う 叫べなかった想いが 透明に降り積もる ライブハウスを出たら 街は白くなっていた ポケットの中で光った 返事はまだ見られない