
「頑張らなくていいよ」っていう歌は、きっともう聴き飽きてるよね だからこれは歌じゃないんだ ただの独り言、君の部屋まで届くかな 今日の分の重たい鎧を、やっと脱いだ背中を想像してる 大丈夫、誰も見てないよ、安心して 瞼の重さが、今日の君の頑張りの証拠だよ ゆっくりでいい、呼吸に合わせて、心のネジを緩めていってごらん 大丈夫、僕が隣で、ちゃんと見守ってるから おやすみ Lunar Lullaby 月の前では、僕ら誰もが裸の赤子だよ 強いフリも、上手な笑顔も、ここでは全部意味がないんだ ほら、一番無防備な君が、世界で一番美しい 無理に笑う時、心が軋む音がすること 「大丈夫」って、自分が一番、誰かに言って欲しい言葉なこと 僕も同じだから、痛いほどわかるんだよ だから、何ひとつ、無理しなくていいからね 君を縛っている「こうあるべき」っていう鎖も もういいよ、ここで外してしまおう 誰も君を、責めたりしないから 僕だけは、絶対にしないから おやすみ Lunar Lullaby その心の、いちばん柔らかな場所を見せていいんだよ 世界中が君に「強くなれ」と歌いかけても 僕はただ、君の弱さを、そのまま愛しているから 会えなくてもいい、名前も知らないままでいい きっとその方が、僕らはもっと自由でいられるから 「大丈夫?」なんて無責任な言葉より ただ「同じ月を見てる」って事実だけで、充分なんだ おやすみ Lunar Lullaby その涙も溜め息も、全部、月あかりに預けていいんだよ 僕もそうするから、この同じ空の下で 君が無防備でいられる静かな夜を、僕がここで祈っている

