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紅い檻の少年姫

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深紅に煙る 学び舎の影 銀の鈴が 静寂を裂く 扉の向こう 微笑むそのひと ――僕と同じ 背徳の色 「名前を教えて」と澄んだ声 花のような指先が 僕を撫でる 胸の奥 凍える蝶が ひとひらずつ溶けてゆく 禁じられた鎖に 触れた唇 脈打つ鼓動は 誰にも裁けない 添えられた掌の熱が 僕を檻の奥へと誘う 嗚呼――紅い檻の中で 君と僕は 性を飲み交わす 男でも女でもない ひとつの肉体に蕩けあうまで この背徳を終わらせないで 君の瞳 月光の刃 首筋をなぞる 囁きは蜜 「逃げられない」 その声に 僕の全てが 堕ちてゆく 指先に絡む絹糸が 僕の理性を切り裂く ひざまずく影と影 祈りにも似た吐息で 何もかも溶かして 嗚呼――紅い檻の中で 君と僕は 魂を重ねる 明日も 昨日も捨てて この罪ごと愛してしまえ 永遠を賭けた接吻で 「壊れるまで…離さない」 月影が 二つの影を抱きしめる 紅い檻は まだ閉ざされたまま