昔の私は壊れることなんて 深く考えたことなかった それなのに今は小さなヒビの音ひとつで 胸の奥がそっと揺れる 強さなんてまだ分からなくて ただ怖さに少し触れただけ 息をふっとこぼすたび 自分の薄さに気づいてしまう 壊れそうな心を 手のひらでそっと包み込むように 私は弱いのかな ずっと 弱いままでも 静かに浮かんでいられる場所が どこかにあると信じたいだけ 笑ってみせるたびに ほんとは少し疲れてること 自分でも気づかないふりをして ただ 夜のすき間に 息を置いてるだけ 「大丈夫」って言葉に触れると 少しだけ胸がきゅっとして その音だけで またヒビが増えそうになる 壊れそうな心を ひとりで抱えて歩いてきたけど 私は弱いのかな 今も 弱さの奥で まだふわっと光るもの そっと撫でているだけ 昔の私が見たら 笑うのかな こんなふうに揺れてる心 ヒビの向こうに透ける光は 少しだけ好きになれそう 壊れそうでもここにいて 今日を越えられたなら それでいい 私は弱いのかな それでも 弱さのすき間で揺れる光だけは そっと抱きしめていたくて 今はただ静かに息をしてる


