[Verse 1] 始発のホーム まだ寒い三月の風 あなたのマフラーの端 指でほどいて 笑われた 覚えてるよ 切符落としたふりして 伸ばした手と手の間に ひらひら舞った花びら [Chorus] 桜 桜 ほどけてゆく 重ねた言い訳の上に降る 今年こそは 伝えるはずだったのに 見上げた空に あなたはいない 桜 桜 散ってしまえ 忘れられないなら いっそ強く 遠くなる背中を 追えない僕を 白い光で 隠してしまえ [Verse 2] 駅前の坂 二人で何度も登った コンビニ脇のガラスに 並んだ影が くすぐったい 「来年もさ」 当たり前みたいに言うから うなずくだけで精一杯 喉の奥で 言葉つかえた [Chorus] 桜 桜 ほどけてゆく 言えなかった「好き」が風になる ポケットの中 握りしめた手紙は 折れた角だけ 熱を残した 桜 桜 散ってしまえ ふり返るたびに痛むくらいなら 新しい誰かを 選んだあなたを 責められないほど まだ好きでいる [Bridge] あの日見上げた枝の隙間 今年も同じ空があるのに 隣の空席だけ 春を知らない顔してる (ああ) [Chorus] 桜 桜 ほどけてゆく さよならの続きが降り積もる もう会えないと知っているくせにまだ あなたの名前 探してしまう 桜 桜 散ってしまえ それでも来年もきっと見るだろう 同じ場所で一人 目を細めながら ひらり落ちた花びらを そっと 手のひらで抱く


