
陽が短くなってくころ もう終わりの匂いがしてた 隣を歩くペースが いつからか合わなくなってた いっしょに駆け出したのに ゴールなんてどこにもなかった 追いつこうとしなくていい それだけがわかった夏 気づいた時には もう遅かったのかな 夕暮れで伸びる影が 届かなくなってる 悲しいと言うほどでもない なんて、ただの言い訳なのかな 勝ち負けのない場所まで 二人で来てしまっただけ 風の匂いが変わった日 それだけで気づいてしまった 日が短くなるたび 手をつなぐ理由も短くなってく ちっぽけな答えでいいと 笑って目をそらしただけ もう急がなくていい それだけがわかった夏 振り返れば もう戻れないところまで 影法師だけが 先に離れていった 寂しいと呼ぶには違う気がするけど、言葉がでてこないね 気づけばもう 夕暮れの向こうまで歩いていた いつの日からか ずっと前からなのか 夕暮れで伸びる影も もう見えなくなった 名前なんてつけなくていいけど、なにか残しておこうかな 交わらない場所で 二人、最後の夏が暮れていく

