『境界をまたぐ』―イカロスの残滓― [序文] この作品は「境界をまたぐ」というテーマのもと書かれています。 飛べば墜ちる、堕ちなければそれでいい――イカロスの寓話は、単なる空想ではなく、人が生きる中で直面する限界と選択を象徴しています。 櫻井敦司氏や高木郁乃氏の作品に見られるイカロス構造は、願いと自己の対峙、飛翔と墜落の不可分な関係を描き出しています。 私たちは誰もがその境界に立ち、飛ぶか、墜ちるか、あるいはその両方を受容するしかありません。 この歌詞は、夢を見せるためではなく、夢を叶えるために書かれています。 現実を否定せず、翼を広げ、墜ちる運命も背負って往く――そんな個の決意の記録です。 格好つけてますが、思いっきり引っ張られてますw 皆さんは「イカロス」をどう思いますか? 私は彼の存在は『願い』そのものだと思ってます。 [Verse 1 – 飛翔] たった一歩で 跨げる境界 でもその一歩は 幾つもの線を越える 一人と多数 可逆と非可逆 私の足が 触れる先は未知 振り向けば もう遠ざかる世界 「戻れないか」「しまった」「ヤバい」 心の声が問いかけるたび 翼の震えが 激しさを増す [Pre-Chorus – 墜落の兆し] 思ったより 平気な顔で 思った以上に 堪えて 少しずつ 強度を増して でも心は まだ揺れている [Chorus 1 – おまじない] それでも往くしかない この痛みを 受容して往くしかない 震える心も 流れる涙も 抱きしめて 往くしかない 翼を広げて 堕ちるなら墜ちろ でも私の意志は 揺るがない 何度倒れても 何度砕けても それでも往くしかない [Verse 2 – 仮面] 爪が刺さり 血が滲むほど握った拳 砕けるほど 噛み締めた口元 後ろに組んで 口角上げて 「普通」の顔で すれ違う [Bridge – 内側の痛み] フラッシュバック 過呼吸 動悸 吐き気 震える手足 傍から見れば 平気そうに 笑顔で隠す 仮面のまま 胸の奥で 痛みを抱え 誰も知らない傷を背負う でも翼は畳まず 私はここに立つ [Chorus 2 – 決意] それでも往くしかない 痛みに押し潰されても 震える心も 流れる涙も 抱きしめて 進むしかない 翼を広げ 堕ちるなら墜ちろ でも意志は 揺るがない 何度倒れても 何度砕けても それでも往くしかない [Bridge 2 – 覚悟] 正義はいつも 徒党に属し 違和感だけが 常態に変わる 「大丈夫」 それが唯一の呪文 境界線は 常に自と他のあいだ でも翼を畳まず 見えぬ痛み抱えて 私はここに立つ 飛ぶしかない 墜ちるしかない この腕が翼でなかったとしても [Final Chorus – 呪言から言祝へ] それでも往くしかない この痛みを 受容して往くしかない 過去の私が 拒んだすべてを 今、この翼で 受け止めて飛ぶ この身に刻んだ イカロスの証 墜ちる運命でも 飛翔を選んだ もう振り返らない 過去の自分よ イカロスの残滓を 抱いて飛ぶから 何度倒れても 何度砕けても それでも往くしかない それでも征くしかない それでも逝くしかない [Outro – スベテウケイレル] 闇に飲まれても  光と伴に抱きしめて 嘘も仮面も 脱ぎ捨てて 私たちは ここに立つ ソレデモユクシカナイ ヒカリトヤミヲダキシメテ ダキシメテ