朧月 夜に咲く 紅い花が揺れている 帰れない 帰さない 今宵あなたを奪うの [Verse 1] 提灯灯る石畳 下駄の音が鳴り響く 狐面越しに微笑めば あなたはもう目を逸らせない 甘い香りに誘われ 理性は静かに溶けていく 「ねぇ、もっと近くへ来て?」 触れた指先 熱を帯びた 揺れる髪 舞う花びら その瞳が欲しくなる 戻れない恋ならば 堕ちるほど綺麗でしょう? 咲いて 咲いて 月下ノ恋 心まで染めてあげる 酔って 酔って 離れないで 今夜だけじゃ足りないの 絡む吐息 溶ける鼓動 秘密さえ暴いていく 愛して 愛して 壊れるほど あなたはもう 私のもの [Verse 2] 彼岸花が咲く頃に またここで逢いましょう 消えそうなその孤独を 優しく抱きしめるから 三味線響く夜の中 踊る影が重なって 視線ひとつ交わすたび 心まで裸になる 紅を引いた唇に 触れた瞬間 気づくでしょう “優しさ”という名前の 甘く危険な呪いに 舞って 舞って 月下ノ恋 朝なんて来なくていい もっと もっと 狂わせてよ その声すら愛しいの 濡れた髪と 熱い視線 逃げ道などもう無いわ 愛して 愛して 堕ちるほど 今夜あなたを閉じ込める 鈴の音が遠く響いて 夢と現が混ざっていく ねぇ 帰る場所なんて 忘れてしまえばいい あなたの孤独も涙も 全部 私が喰べてあげる だから── 最期まで踊りましょう? 咲いて 咲いて 月下ノ恋 この世界を染め上げる 酔って 酔って 抱きしめて 壊れるまで離さない 月が堕ちる 夜の果てで 二人だけの楽園へ 愛して 愛して 狂うほど 今宵あなたを奪うの 朧月 夜に咲く 紅い花は散らなくて 帰れない 帰さない 月下に沈む恋模様


