
【Verse 1】 白砂に指で描いた城 風が笑えば 塔もろとも舞い散る 仮面の民はうなずいて 「栄光」と呼んだそのまぼろし 千の羽根を背にした鳥が 空で円を描いていた けれど誰も気づかない その影は地に届いていない ⸻ 【Pre-Chorus】 光の冠をかぶり 虚ろな玉座に座れば 空虚な声がささやく 「それは本物か?」 ⸻ 【Chorus】 ここは蜃気楼が築いた 砂上の王国 響く鐘は 誰の夢 崩れては また立ち上がる幻 王よ お前は何を信じていた? ⸻ 【Verse 2】 糸で吊られた月の下 民たちは仰ぐふり 言葉は羽のない蝶 壁にぶつかり 音もなく消える 手紙は書かれぬまま 瓶に詰めて海へ出た 名もなき声は波に溶け 陸へ届く日は来なかった ⸻ 【Bridge】 黒い雨が降りしきる 王冠の金が剥がれ 名を呼ばれぬ者だけが 歌を覚えていた ⸻ 【Final Chorus】 これは蜃気楼が遺した 砂上の王国 言葉なき書簡のように ただ風を撫でるだけの詩 目覚めのない朝を祈って ⸻ 【Outro】 さようなら 砂でできた王冠 この胸に刺さる 音なき矢は まだ抜けないまま

