夜風に揺れる花影が笑う 永遠などここにはないと それでも胸の奥の焦土で乾いた欲望が火を噛む 朱く濡れるヒガンバナ 触れれば刹那に散りそうで でも君だけの色を掴みたくて 愛か毒か 手は震える 憎悪は蠱毒の壺へ置いておけ 濁る脈を夜へ注いでも まだ消えない 恋い焦がれるこの胸の衝動 疼く願いが牙を剥く 夜更け 路地裏で揺れる影 光を乞い 救いか幻か 問いさえも捨て 答えだけを探してる この渇きが道標 沈むな鼓動 憎悪は蠱毒の壺で眠らせておけ 疼く痛みが ひび割れた胸で光を乞い 砕け散っても消えやしない 指の隙間からこぼれた花びらを夜明けの陽へ放り投げ 灰の底から芽吹く朱で毒ごと明日を染めていく 朱く濡れるヒガンバナ 渇望の火を抱き咲き誇る

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