
[Verse 1] 川霧に濡れた欄干へ 指を添えれば 夜が鳴る 幾千の足音を 見送るだけの影法師 渡る者には明日があり 帰る者には灯がある 我は橋に残されて 流れゆく水 誰の記憶を運ぶのか 捨てられた約束さえ 攫いながら [Pre-Chorus] 白き鱗に月を纏い 水面の夢を守れども この身ひとつ境の中 [Chorus] 渡れ 渡れ 誰かの明日へ 我は橋守り 百の願い見送って 行き交う灯 橋の向こうへ ねたましや [Verse 2] 幼き手を引く親の影 寄り添い歩く恋人ら 旅立つ者の背を押して 帰る者には微笑みを 橋は変わらず在るというに 人は季節を越えてゆく 置き去りにされた時だけが 足元へ降り積もる [Pre-Chorus] 風が運ぶ祝いの歌 川面に揺れる笑い声 月影ひとつ 淡く崩れる [Chorus] 渡れ 渡れ 誰かの明日へ 月下に揺れる 白き鱗よ 千の別れを抱きながら 寄り添う影 橋の向こうへ ねたましや [Bridge] 川下る舟 春追う鳥 結ばれし手 橋の向こうへ 篝火揺れて 水面ひかり 夜ばかり 深くなる [Final Chorus] 渡れ 渡れ 誰かの明日へ 我は橋守り 百代の夜を重ねても どうか無事でと どうか幸せでと 行き交う灯 見送りながら ねたましや [Outro] 川霧また 橋を隠して 白き尾 月を掠める

