[Intro] [soft female vocal] 笑いかたを確かめてから、改札を出る 午前十一時、いちばん明るい時間 [Whisper] Bubblegum Noir [Verse 1] [bright female vocal] [bouncy electro pop beat] いつものお店の窓際で フラッペを少しだけ残して、みんなを呼ぶ 「30分で行く!」の返事を待つ間の ひとりの時間も、ほんとうは少し好き 平日の昼下がりを歩けることが どれほど贅沢か、私は知っている 許されなかった寄り道を 二十四歳になって、ようやくしている [Pre-Chorus] [softer vocal] [stripped beat] 「三ヶ月貯めて、やっと買えたんだ」 差し出されたブーツ その眩しさに ふさわしい言葉を、私はまだ持っていない 「かわいい」では、足りないのに [Break] [bass only] [Chorus] [full sweet vocal] [deep 808 bass] Bubblegum Noir 甘い時間の底に 低い音が、ずっと流れている みんなと同じ服を選んで みんなと違う財布を、隠して 上手に笑うことは、できるのです けれど上手に打ち明けることが、できない ピンクとブルーに割れた鏡のなかで どちらの私が本当か、まだ決められない [Verse 2] [darker female vocal] カップ麺でやりくりしてるんだって話に頷きながら 今夜の食卓を、思い浮かべてしまう 「私もカップ麺生活長いよ」って相槌を打つけど、カップ麺なんて自分で買ったことない 私の嘘はたぶん、誰も傷つけていない それでも帰りの電車で、すこし俯く 必死に働いて手に入れたものの光は どんなお金でも買えないと、知っているから 楽に買えてしまう自分の手が ときどき、とても不器用に見える [Bridge] [hushed, intimate] [sparse instruments] 十六時、「バイトがあるから」と手を振る 今日でいちばん、丁寧な嘘 夜の私のことは、ヒミツだよ 黙っていることも、嘘のうちだと知りながら [Whisper] ごめんなさい [Final Chorus] [open, brighter vocal] Bubblegum Noir 甘い時間の底の 低い音まで、ぜんぶ私のもの いつか正しい言葉が見つかったら あの眩しさを、ちゃんと褒めたい 笑いかたなら、もう覚えたから 打ち明けかたを、これから覚える ピンクとブルーの、どちらも私 そう言える日まで、割れたままでいい [Outro] [quiet, music box feel] 深夜一時、お父さんのプレーヤーに 中学生の私が選んだCDを置く お小遣いを数えて買った、あの日の必死だけは 誰に見せても、恥ずかしくない 朝、白いイヤホンを耳にかけて 音量を、少しだけ上げる この音だけは、演技ではないから 漏れてしまっても、かまわない [Whisper] still hidden [End]