
黒夢スラップ迷宮
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V5.5
これは夢だ、黒い天井と黒い床 白と灰の制服だけが動く 商品だけが色を持つ、現代アートみたいに 私は売り場で眠る係 まぶたの裏で、店員の無意識が混ざる 耳元に落ちてくるメロディ 歌詞の隙間に、嘘の位置が刺さってる ムーンPは影のエージェント 派閥と不正の温度をならす 君の夢は監視カメラじゃない でも、真実はいつも歌に似てる 黒い通路を歩くほど 陳列は静かに脈を打つ 光沢の肉が、罪の鏡になる 夢の歌が合図を出す 「ローストビーフが笑ってる」 私たちは小さく頷いて 誰にも聞かれない声で進む ここは夢だと、最初から言ったでしょ 一店目は人だかり、火花の匂い 週刊誌の男が、挑発で空気を裂く 俺がやる、君は次へ行け 言葉は短く、視線は長い 二店目は閑古鳥、展示室みたいに静か ガラスのショーケースに 見栄えを良くする薬品が落ちる 艶が増すほど、倫理が剥がれる 気づかれた、足音が近い 焦るな、呼吸を薄く スマホ越しに、証拠が凍る 夢の中でも、手は震える どうせやるなら、開店前にしろよ 夢の歌が答えを編む 「光は増やせても、匂いは消せない」 ガラスの向こうの嘘を掴んで 黒い売り場に、透明な正義を置く 私たちはバディ、知らない顔で この展示を、静かに終わらせる 目が覚めても、耳に残る あの歌の行間に まだ誰かの無意識が息をしてる
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