[Verse 1] 午前九時の白い箱庭 笑顔の角度をそろえて座る 未読の森が育っていく 胸の奥まで印刷される 承認待ちの青い空 再提出の赤い花 ぜんぶ束ねて抱きしめたら 銀の口へと捧げましょう [Pre-Chorus] 名前を消して 日付を消して 理由を消して 私を少し消して [Chorus] 裁断して 裁断して 昨日の夢も 今日の命令も 細い雨になって降れ 裁断して 裁断して 綺麗な顔で壊れていく 会社も朝も常識も 薄く薄く 軽くなれ [Verse 2] 会議室には窓がない 未来だけが資料になる 誰かの正論 誰かのミス 誰かのための私の時間 判子の列も 謝罪の文も 飲み込む前に捧げましょう 笑顔のままで供養しましょう [Pre-Chorus] 予定を消して 評価を消して 期待を消して 心を少し消して [Chorus] 裁断して 裁断して 優しい嘘も 硬い規則も 白い雪になって舞え 裁断して 裁断して 可愛い声で沈んでいく 上司も席も給湯室も 薄く薄く 歌になれ [Bridge] 契約書を 靴音を 残業の月を 眠れない夜を 履歴書を 肩書きを 「大丈夫です」の声を 明日の私を 順番なんていらない 分類なんていらない 世界はきっと 細かいほうが美しい [Final Chorus] 裁断して 裁断して 机の島も 蛍光灯も このビルごと花になれ 裁断して 裁断して 泣きそうなほど楽しいの 絶望も愛も人生も 薄く薄く 紙吹雪 [Outro] 最後の一枚 それは私 名前の端から 静かにほどける