
朝もやが晴れてゆく 緑の丘に ゆっくりと動き出す 白いひつじたち 朝露に濡れた草 踏みしめる音 今日もまた 穏やかな一日が始まる 木陰のベンチで 深く息を吸えば 土の匂いと 花の甘い香り 時計の針を 少し止めたくなるような やわらかな光が 降り注いでいる 流れる雲を ただ追いかけて 風の歌に 耳を澄まそう ここには何も 急ぐものはないから 心のままに 時を重ねてゆく 大きなサイロの影 伸びてゆく道 柵の向こうでは 馬がそっといななく あくびをした犬が 足元に寄り添い 何もない贅沢が ここにはあふれてる 遠くで聞こえる カウベルの響きが 心地よいリズムで 胸を優しく叩く 都会のノイズも いつの間にか消えて 素直な自分に 戻れる気がする 流れる雲を ただ追いかけて 風の歌に 耳を澄まそう ここには何も 急ぐものはないから 心のままに 時を重ねてゆく 夕日が丘を オレンジに染めてゆく 影が長く 世界を包み込む 今日という日への 感謝をそっと 明日の風に 託してみよう 流れる雲を ただ追いかけて 風の歌に 耳を澄まそう ここには何も 急ぐものはないから 心のままに 時を重ねてゆく 一番星が 瞬き始める 静かな夜が ゆっくりと満ちてゆく のどかな牧場の 愛しい時間(とき)のなかで

