
これでいつでも一緒 赤い薔薇の下 ゆるりと眠れ 私の薔薇棺で あなたは永久《とわ》に 私だけのもの 銀の食器に 月が映れば 舞踏の夜は 静かに終わる 子爵の娘は 王子を見てた 遠い玉座の 光の人を 身分違いと 誰かが笑う それなら世界を 閉じればいいわ ねえ 誰にも渡さない 誰にも触れさせない あなたが遠くへ 行くくらいなら ねえ この庭の奥で お眠りになって これでいつでも一緒 赤い薔薇の下 咲くたびあなたは 私のものになる 愛しているの 愛しているの 土に口づけて 笑ってあげる ゆるりと眠れ 私の薔薇棺で あなたは永久《とわ》に 私だけのもの 夜更けの庭に 鋏が鳴った 小鳥も声を 落として消えた あなたの睫毛に 月を飾って 冷たい頬へ くちびる寄せた 指輪の代わりに 棘を絡めて 深い花壇へ 愛を植えた ねえ 誰にも奪えない 誰にも見つけられない あなたの沈黙 あなたの眠り ねえ すべてが私に 頷いている ねえ 王冠なんて いらないでしょう 玉座なんて 冷たいだけ 私の庭が あなたの国よ ねえ 私の胸が あなたの棺 咲いて 咲いて 赤く咲いて 隠した恋を 暴いて咲いて あなたの眠りに 私を咲かせて これでいつでも一緒 赤い薔薇の下 咲くたびあなたは 私だけのもの 愛しているの 愛しているの だから閉じ込めた この楽園に ゆるりと眠れ 私の薔薇棺で 世界があなたを 忘れるまで 誰にも見えない 婚礼をしましょう 薔薇よ咲け 棺を抱いて 私の王子を 赤く染めて ねえ これでいつでも一緒 ねえ あなたは永久《とわ》に 私だけのもの

