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カルマ

V6

性懲りもなく理想を掲げ 都合の悪い箇所だけ伏せた 辻褄合わせのその末端で 僕ら互いに首を絞める 感情論を蹴飛ばしたって 感情だけが後から残る 不完全ゆえの反作用を 笑えるほど食らっている 最低限の良心さえ 免罪符にはなりゃしない 蒔いた覚えのない種まで 芽吹いてしまう春だった 巡り巡って僕の番だ 逃げ切ったはずの先を進めば 見覚えのある影が立っている 因果なんて知ったことか そう吐き捨てた舌の根から 苦い味だけ消えなくなった 善悪二択の答案用紙 空欄のまま提出した 採点不能の赤い印を 勲章みたいに眺めている 幸福論を語る連中 不幸自慢で競う連中 そのどちらにも混ざれなくて 半端な場所で腹を抱えた 清廉潔白 御立派です 埃ひとつで騒ぐくせに 叩けば誰でも出てくるものを 隠して今日も澄ました顔だ 巡り巡って君の番だ 知らぬ存ぜぬで通した声も いつか自分の耳へ戻る 因果なんて知ったことか それでも妙に出来すぎていて 笑い飛ばすには遅すぎた 報われるとか 報われないとか そんな尺度じゃ測れない 投げた石ころ 忘れた頃に 頭上から降ってきただけ 巡り巡って誰の番だ 始点も終点も見当たらない 僕ら互いの途中にいる 因果なんて知ったことか それでも全部つながるのなら せめて笑える結末にしよう 投げた石なら 拾わなくていい そこらにまだ転がっているから