
[Verse 1, intimate, airy, restrained, slight off-grid] ポケットの底で 尖ったものが鳴る 昨日のだれかの 笑い方をしてる 洗面台には 歯ブラシが一本 鏡だけ少し 返事がおそかった (* borrowed morning *) 似合ってるかな 似合ってないかな どっちでもない顔で 蛇口を閉める [Pre-Chorus, fragile conversational timing, soft breathing] うまくなるほど 靴だけきれいで 歩いた跡が 薄くなっていく (* no correct shape *) [Chorus, warm, quietly catchy, gentle repetition] このまま まま まだ ままのまま 言葉になる前の ひかりを転がして このまま まま まだ ままのまま わからないものは わからない棚へ 窓をひとつ 開けたまま [Verse 2, playful restraint, organic percussion, muted guitar] 道のすみっこの 丸すぎる石 なんとなく今日は 連れて帰りたい スーパーの袋 夕焼けを透かす 百円くらいの オレンジが揺れる 「すごい」より先に 「あ、これ好き」が出た それだけのことで 水がおいしかった (* tiny ordinary miracle *) 返事のない空へ ひとこと投げたら 電線の鳥が 一拍ずれて飛ぶ [Pre-Chorus, recitative, tiny pauses] わかってほしい ……でもなくて 説明書のないものを 机に並べてみる ひとつ ふたつ 名前はあとで [Chorus, airy, subtle harmonic deviation] このまま まま まだ ままのまま 言葉になる前の ひかりを転がして このまま まま まだ ままのまま 答えじゃないものも ポケットに入れる (* keep the question warm *) 少しだけ 重くなる [Bridge, sparse piano, field recording, almost spoken] 朝露は 自分を知らない 枝の先で 丸くなって 落ちる寸前だけ 空を逆さに映す 尖らない声で 届く日もある 届かない日は 猫があくびする (* nothing happened, and something did *) [Final Chorus, quietly blooming, acoustic and electronic blur] このまま まま まだ ままのまま 言えないものまで 無理に歌わないで このまま まま まだ ままのまま 名前のない色を 名前のないまま 窓辺に置いて 水をやる (* still becoming *) 朝になったら 昨日とちがう葉が ひとつだけ 増えている

