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群青

窓枠に切り取られた夜空は 古い絵画のように静まり返り 滲んだ月明かりだけが 行き場のない影を照らしている 僅かな距離は星間のように 遥か遠くに感じる 泣き出しそうな笑顔のままで 平気だと嘯いた日々 積み重ねた傷跡をなぞって 一つずつ夜へ返している 溢れそうな想いと 零れそうな言葉を抱えたまま どうか消して欲しいと願った 午前二時 無言の慟哭と共に 三日月が群青の海に沈んでいく 空っぽの部屋で膝を抱える 否定と肯定を繰り返しながら 決して届かない輝きを 虚ろな目で眺めているだけだった 触れれば壊れてしまう気がして ただ時間だけが積もっていた 溢れそうな想いと 零れそうな言葉を抱えたまま どうか消して欲しいと願った 午前二時 無言の慟哭と共に 三日月が群青の海に沈んでいく 何度も手放そうとして その度に足が竦んだ 滲む視界を無視して 震える掌を抑え付ける 溢れそうな想いと 零れそうな言葉を抱えたまま どうか消して欲しいと願った 午前二時 無言の慟哭と共に 三日月が群青の海に沈んでいく