茜空を見上げたまま 目を閉じ風に溶けたら 今日という幸せな日も 取り消してしまえるかな 夕焼けを背に受けた綺麗な花が 風に連れられひとつ千切れて消える…… 残されて立ち尽くす私のことを 桜の樹が見つめてる…… 桜吹雪の中で、二人歩いた夜を 昨日のように覚えている 笑うときの仕草さえも 巡る月日の中で、薄れ消えていく花 正しいように見えるだけの 思い出なんかいらない あなたをただ見つめたまま 目を閉じ闇に溶かせば 今という幸せ全部 曖昧にできるのかな 星空に背を向けた悲しい花が 風に煽られひとつ千切れて落ちる…… 拾い上げ握りしめ、私は今日も 桜の樹を見つめてる…… 桜吹雪の中を、一人歩いた夜で 昨日のことを塗りつぶすの 笑いあえたことでさえも いつか地に落ちた時、毒が滲み出す花 別れの後で蝕むなら 思い出なんかいらない 桜吹雪の中を、二人歩いた夢が 昨日のように繰り返すの 好きだという気持ちさえも 忘れるために生きて、思い出すため眠るの? あなたのことを偽るなら 思い出なんか要らない ……思い出なんか


