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08マンガどころじゃない ~日曜日は私服ギャルだらけ!?~

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V6

【Aメロ】 今日は日曜日 なのに朝から 「おじゃましまーす!」 「おはよー!」 「これ読んでいい?」 ギャルが ひとり ふたり さんにん…… もう慣れた。 僕の部屋は ギャルの溜まり場 でも今日は いつもの放課後とは違う みんな私服 いつも制服で見ていた君たちが 朝から部屋の中を 行ったり来たり ……眩しい。 「ねえ、これ見て!」 「朝からうるさいって!」 「キャハハ!」 【Bメロ】 漫画を読んで お菓子を食べて テレビをつけて 誰かが笑って 誰かが騒いで 気づけば朝から 大騒ぎ そのとき ドンドンドン! 玄関のドアが鳴った 「ちょっとうるさいよ!」 ……。 「あれ?」 「あれ?」 聞き覚えのある声 まさか…… 【サビ】 「先生!?」 隣の部屋って 先生が住んでたんだ!? 寝起きみたいな顔で 腕を組んでいる 「君たちねえ……」 そこから始まる ありがたいお説教 「休日だからって 朝から騒ぐな」 「はい……」 「近所迷惑だよ」 「すみません……」 全員しょんぼり 僕も 正座したくなる 【Cメロ】 ひととおり説教が終わって 先生は ため息をついた そして 「でもね」 「この状態は 放っておけないね」 「え?」 「君らは帰宅部で 青春の熱量を持て余している」 「……」 「だからこうなるんだ」 部屋を見回す先生 漫画の山 お菓子の袋 ソファを占領するギャルたち そして僕 「言ってみれば」 先生が言った 「これはもう 部活になってるんだよ」 【B'メロ】 「……部活?」 先生は漫画を一冊 手に取った 「マンガだろ?」 「はい……」 「だったら」 少し考えて 「正式に 部活にしなさい」 「えええ!?」 「マンガ研究会でいい」 「部室も 学校に用意させる」 一瞬 部屋が静かになる そして 「……それ、いいじゃん!」 誰かが言った 「楽しそう!」 「部室ほしい!」 「漫画置ける?」 「置けるように 交渉しなさい」 先生は妙に冷静だ 【ラスサビ】 「じゃあ決まり」 先生が僕を見る 「君は部長だ」 「え?」 「君」 「え、ぼく!?」 「漫画のことなら 君が一番詳しいんだろ?」 「いや…… まあ……」 「じゃあ決まり」 今度は いつもの君を見る 「副部長は君」 「え?」 「え、私!?」 顔を見合わせる 僕と君 どうしてこうなった? 昨日まで 僕の部屋だったのに 今日は 部活の発足会場 【アウトロ】 マンガ研究会 発足。 部長 僕 副部長 君 部員 ギャル数名 顧問の先生 お隣りさん ……なんだ この部活。 「ねえ部長!」 「なに?」 「次の漫画、持ってきて!」 「はいはい……」 「部長、コーラ!」 「自分で取って!」 「副部長、これ読んで!」 「私に言わないでよ!」 いつもの笑い声が 部屋いっぱいに響く そして僕は ふと思う 部室ができたら この部屋は 静かになるのかな。 ……。 それはそれで ちょっと 寂しいかもしれない。 マンガどころじゃない。