
[Intro] 潮騒の縁で まだ名を持たぬ風 指先にほどける 夜明け前の震え [Verse 1] 海は知っている ためらう足首の温度 満ち欠けの隙間に 沈めた祈りの重さ 白い飛沫 ほどけた影 胸の奥 遅れて鳴る灯 君は遠く 波の向こう けれど鼓動だけが先に着く [Pre-Chorus] 押して 返して 引いて 満ちて 世界はいつも揺らぎの中 言葉より先 骨が覚える 見えない潮目の場所を [Hook] 同じ波へ 名もないまま 身を投げる 一秒の光 速さじゃない 答えじゃない 崩れる縁に立つこと 君の呼吸が 風に変わり 僕の沈黙を押し流す ずれたままで 重なるように 海が鼓動を赦していく [Verse 2] 月の欠片を 飲み込んだ水面 眠れぬ感情の 影だけが泳ぐ 高い波も 割れた波も 痛みを選ばず通り過ぎる 祈るように 転ぶように また身体ごと明日に触れる [Hook] 同じ波へ 恐れもなく 名もない光へ傾いて 君の拍子と 僕の拍子が 少し遅れて溶けていく その揺らぎが 道になるなら 夜さえ味方に変わるだろう [Bridge] 海鳴りの奥 遠い鼓膜で 誰かの孤独が揺れている もしも違う 空を見ても 潮はどこかで結ばれる [Final Hook] 同じ波へ 何度でも 壊れながら近づいて 君の呼吸と 僕の静寂が 重なる刹那を待っている 名前もなく 約束もなく ただ風のように頷いて 世界の拍子へ 身を預ける 波は最初から知っている [Outro] 潮騒の縁で まだ名を持たぬ風

