あれぇ!? なんで書いたの消えてるぅう! というわけで、もう一回! BACTERIAさんの曲「虚光」をリミックスさせていただきました。 (`・ω・´)すっげぇ難しかった! 哲学っぽい歌詞はあまりいじりたくなかったし、色んな方向に試作をしまくりました! そして一周回って普通にカバー(。-`ω-) めっちゃ楽しかった(。-∀-) ーーーー まだ名を持たぬ光が うすい膜のように 世界を包んでいたころ わたしはどこかで 呼ばれていた気がする。 音になる前の声。 色になる前の影。 「始まり」という言葉さえ、 まだ自分の輪郭を持っていなかった。 指先に落ちる ぬくもりとも冷たさともつかない 粒の感触。 それは記憶の原型であり、 忘却の形でもあった。 歩くという行為が 帰るという行為と まだ分かたれていなかった頃の 足音が、 胸の奥で揺れている。 風はただ風であり、 しかし触れた瞬間、 それはだれかの気配になった。 海はただ海であり、 しかし耳の奥で ひそやかな旋律へ変わる。 「どこへ」と問えば どこでもあり どこでもないと応える場所。 そこへ向かうための道は 外界にはなく 内側に沈むように存在する。 沈むほどに深くなるのではなく、 澄んでいく。 名も輪郭もない ほのかな灯りが そこにはあるらしい。 呼ぼうとすれば 声はひらく前にほどける。 それでいい。 ほどけること自体が 呼ぶということなのだ。 もし再び触れ得るなら 触れることさえ必要ないだろう。 ただ、同じ無名の光を 心のどこか一角に そっと置いておければいい。 帰るとは、 遠くへ向かうことではなく、 すでに宿っていた微かな光に 体を整えていくこと。 その光は はじめてではなく、 ずっとそこにあった。 わたしは 思い出しているのではない。 ただ、 消えずに在りつづけたものへ 耳を澄ませているだけだ。


