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薄紅の距離で

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V6

赤い硝子に 指を添えて 知らないふりで 目をそらした ほんとは全部 わかってるのに 笑顔の奥は 秘密のまま 時計の針が 少し遅れて ふたりの距離を からかってる 近づくたびに 遠くなるなら それも悪くはないでしょう 好きだなんて まだ言わないで お願い そんなに急がないで 曖昧なくらいが ちょうどいい 今夜はまだ 夢の途中 言葉で なんて言わないまま あなたの横顔 触れたら 戻れない それでも 近くにいたい 言葉で なんて言わなくても たぶん気持ちは 知ってるでしょう 朝になるまで このままで まだこの時間に 揺れている 薄い紅梅 風に香って あなたの胸に 残っている 言葉にしたら 色づきそうで 知らないふりを 続けている ほんとのことは 少しだけ 隠しておくのが 綺麗でしょう 言葉にしたら 壊れそうで だから今夜も 秘密のまま 欲しいなんて 言わないで そんな風に 急がないでよ 近くて遠い この距離を もう少しだけ 遊ばせて 言葉 でなんて言わないまま あなたの横顔 見つめてる 触れたら 戻れない それでも少し 近くにいたい 言葉 でなんて言わなくても たぶん気持ちは 知ってるでしょう 朝になるまで このままで まだこの時間に 揺れている 秘密なら 秘密のままで 名前をつけなくてもいい 愛してる その一言だけ 胸の奥で 少し響いた お願い もう何も聞かないで 答えは今夜に置いていく あなたが笑う それだけで 少し世界が変わって見えた 言葉に なんてしないまま それでもここに いたいだけ 曖昧なまま 綺麗なまま 夜の終わりを 待っている 愛してる なんて言わなくても たぶんあなたは 知ってるでしょう 最後の一秒 過ぎるまで まだこのまま 揺られてる まだこの距離で 揺れていたいの